白水(Shiramizu&Shirauzutaisa)のブログ

ごく一部の格闘ゲーム海外情報が好き。海外大会開催中はツイートやRTを超爆撃します。ごめんなさい。Japanese Stream Monstor。Sorry I often RT。SF5海外プレイヤー情報メインですが、他も気まぐれに調べます。

2022年上旬にCapcomFightersが北米、南米、欧州、中東、アフリカ向けに、新しいコミュニティ・ライセンス契約のルールを発表した話

2022年上旬にCapcomFightersが北米、南米、欧州、中東、アフリカ向けに、新しいコミュニティ・ライセンス契約のルールを発表した話
※北米、南米、欧州、中東、アフリカを対象としており、日本、アジア、オセアニアは現時点では無関係。
※結論から言うと、3月1日発表→様々な意見を受けて5月13日にマイルド調整で改定された。
https://news.capcomusa.com/2022/05/12/update-to-the-street-fighter-v-community-license-agreement

 

 


2022年3月1日に、Capcom Fightersから発表がありました。(後の5月13日に訂正の発表あり)
https://twitter.com/CapcomFighters/status/1498372253972631557
Capcom Fighters@CapcomFighters
>Calling all tournament organisers! 
>Check out our new Community License Agreement for running events with Street Fighter V Champion Edition.
>It covers everything you need to know in one easy to reference space.
>Apply here https://capcomprotour.com/community-license/
[以下、機械翻訳]
>トーナメント主催者の全員へ点呼!
ストリートファイターVチャンピオンエディションで、イベントを開催するための、
>新しいコミュニティライセンス契約を確認してください。
>わかりやすい1つのスペースで、知っておくべきことをすべて網羅しています。
>こちら https://capcomprotour.com/community-license/
[機械翻訳おわり]

この時点で紹介されていたURLリンクには書かれているが、対象地域はNorth America(北米)Latin America(南米)EMEA(欧州&中東&アフリカ)。
そして、日本、アジア、オセアニアは対象ではないとハッキリ明文されていた。

さて上で紹介したツイートはものすごく広まり、192件RT、423件いいね、922件の引用RT(2022年5月27日時点)
かなり様々な意見が噴出した。みんなヒートアップして、めちゃくちゃ意見が出た。
そして、この反響の大きさを受けたことで、
同じ3月1日に、Matthew(TheStreetWriter)氏からもツイートが出た。
https://twitter.com/TheStreetWriter/status/1498378499316408324
※MatthewさんはカプコンのEMEA(欧州&中東&アフリカ)コミュニティ兼eスポーツマネージャー。
>Matthew Edwards@TheStreetWriter 返信先: @CapcomFighters
>If anyone has any questions about this just give me a shout. I've been working on this with both 
>the Capcom Europe and Capcom USA legal teams. I'll also be managing the EMEA submissions.
>Just don't expect a reply straight away as I'm off work till tomorrow (UK time).
[機械翻訳]
この件について質問がある方は、私に一言をよろしくお願いします。
私はこれに関して、カプコンヨーロッパとカプコンUSAの法務チームの両方と一緒に取り組みました。
私はEMEAの提出物も管理しています。
明日(英国時間)まで仕事を休んでいるので、すぐに返事を期待しないでください。
[機械翻訳おわり]
Matthewさんは「本来ならもっと早く発表できるはずだった」といったこともツイートしており、
SNS上での議論のヒートアップを受けたためかはわからないが、即座にこの声明文を出した。

結論から言うと、2022年5月13日にカプコンは続報を発表して、TO(大会運営者)やコミュニティやユーザーから様々な意見をフィードバックしたことにより、3月1日に発表したコミュニティライセンスを改定した。緩和した。
その時の発表記事は下記。
https://twitter.com/CapcomFighters/status/1524796645426200576
Update to the Street Fighter V Community License Agreement
https://news.capcomusa.com/2022/05/12/update-to-the-street-fighter-v-community-license-agreement

ぶっちゃけ、ここで、このブログ記事を読み終えてもOK。

 

 



で、このブログとしては
最初に発表されたコミュニティ・ライセンスが、どのように変化したのか?を紹介することにした。
Twitterで話題になった意見の1つ1つを紹介したい気持ちもあるが、かなり膨大なので至難の業。
当時、この件に関して、周囲から質問攻めを受けた弁護士でありアメリカの格ゲーマーのUltraDavid氏のブログを引用したい。
UltraDavid氏が挙げた、焦点となったトピックスを、機械翻訳を交えて並べていきたい。
法的な専門のあれこれに関するUltraDavid氏の個人の見解を、機械翻訳で紹介するのは、とても申し訳ない気持ちがあるので原文も紹介することにした。
※【補足】UltraDavid氏は、ジョージタウン大学のローセンターで、著作権、商標、エンターテインメント法などを専攻。
現在は、デジタル系のエンターテインメントの契約や、知的財産の登録に焦点を当てて業務をしている弁護士。
軽くググってみたが、ジョージタウン大学ローセンターはロースクールとしては有名だそうな。


繰り返しになるが、今回の話は「北米、南米、欧州、中東、アフリカ」を対象としており、「日本、アジア、オセアニア」は現時点では無関係。


>Just UltraDavid@ultradavid·3月1日
>As promised, I wrote an article explaining Capcom's new licensing structure, what its community event license entails, what its esports event license could mean, why it may be doing this, and what I think about it. Let me know if you have any questions!
https://twitter.com/ultradavid/status/1498517478837612545
[機械翻訳]
>約束通り、カプコンの新しいライセンス構造、コミュニティイベントライセンスの内容、eスポーツイベントライセンスの意味、なぜそうなるのか、そして私がどう思うかを説明する記事を書きました。
>ご不明な点がございましたらお知らせください。
[機械翻訳おわり]
というわけでUltraDavid氏が書いたブログがこれ
Capcom’s New Licensing Structure
>Analyzing the SFV Community License Agreement By David Graham • February 28, 2022
https://www.dpgatlaw.com/2022/02/capcoms-new-licensing-structure/
この記事の冒頭でUltraDavid氏も挙げているが、
Twitterなどで話題として主に議論の焦点になったのはこの6つ(UltraDavid氏のブログより引用)。


>1. All tournament organizers regardless of size have to get a license from Capcom, either by satisfying and agreeing to this community license or by getting a separate “esports” license

[機械翻訳]
規模に関係なく全ての大会の運営者は、このコミュニティ・ライセンスを満たし、同意するか別の「eスポーツ」ライセンスを取得することにより、カプコンからライセンスを取得する必要があります。
[機械翻訳おわり]

これに関しては、CapcomFighters側がなぜ、このような動きをとったのかをUltraDavid氏は色々と推察はしている。
権利の保護か、財政的な関係か、TO(大会運営者)の持つ情報の共有か、試験的なものか…。
別のゲーム会社であるBlizzardやRiotのライセンス構造との比較も交えて話しており読み応えはあり。
そのあたりは、氏のBlogを機械翻訳すれば大まかに理解できるが、結論としては当然だが「わからない」だった。

>What will licenses look like for events that don’t satisfy the above criteria and are therefore classified as esports events? Short answer: I don’t know. I haven’t seen any recent licensing agreements between Capcom and any events it considers to be esports, so I can’t speak directly on this.
[機械翻訳]
上記の基準を満たしていないため、eスポーツイベントとして分類されるイベントのライセンスはどのようになりますか?
簡単な答え:わかりません。
カプコンとeスポーツと見なされるイベントとの間の最近のライセンス契約は見たことがないので、これについて直接話すことはできません。
[機械翻訳おわり]


>2. To qualify for a community license, total event prize pools and revenue from sponsors must be under thresholds that many existing events will likely go over
[機械翻訳]
コミュニティのライセンスの資格を得るためには、イベントの賞金プールとスポンサーからの収益の合計が、多くの既存のイベントが超える可能性が高い「しきい値(境目となる値)」を下回っている必要があります。
[機械翻訳おわり]

今回おそらく一番の話題の中心になったのはこれ。
「この金額のラインが妥当とは思うことは出来ない」という意見は(あくまで自分の観測範囲で)かなり見た。
結論から言うと、3月1日に発表されて、5月13日にかなり修正されて続報が出た。
https://news.capcomusa.com/2022/05/12/update-to-the-street-fighter-v-community-license-agreement
>Increased prize pool limit from $2,000 to $10,000 per event
>Removed the yearly $10,000 prize pool limit
>Increased sponsorship limit from $5,000 to $6,000 per event
>Increased sponsorship limit from $20,000 to $30,000 per year
>Changed spectator fee restrictions
>Changed venue restrictions for bars
>Removed License Grant-back for video/photo content captured at events
[機械翻訳]
イベントごとの賞金プールの上限を、2,000ドルから10,000ドルに上げます。
イベントあたりのスポンサーシップ上限を、5,000ドルから6,000ドルに引き上げます。
スポンサーシップの上限を、年間20,000から30,000ドルに引き上げます。
年間の賞金プールの上限は10,000ドルまで、を削除します。
観客の料金の制限を変更します。
会場がバーである場合の制限を変更します。
[機械翻訳おわり]


修正された5月13日の続報が出る前のUltraDavid氏のBlogの見解が下記。
>Who does this apply to? For an individual event, the $2,000 prize pool restriction comes up for any tournament with 200+ entrants at $10 entry fee, 134+ entrants at $15, or 100+ entrants at $20.
>CEO 2021 had 453 SFV entrants at $10, Combo Breaker 2022 will surely have at least that many, and whenever the next Evo happens it will surely have many more. 
>Pre-covid, events like Frosty Faustings, Texas Showdown, East Coast Throwdown, Winter Brawl, NorCal Regionals, and more exceeded or got close to that threshold. 
>I suspect that all those events likely ran afoul of the $5,000 sponsorship limitation.
[機械翻訳]
これは誰に適用されますか。
個々のイベントの場合、$ 2,000の賞金プール制限は、200人以上の参加者が$ 10の参加費、134人以上の参加者が$ 15、または100人以上の参加者が$20のトーナメントに適用されます。
CEO2021には$10で453人のSFV参加者がいましたが、Combo Breaker 2022には少なくともそれだけの数があり、次のEvoが発生するたびに、さらに多くの参加者がいることは間違いありません。
新型コロナウイルスより前の時代、Frosty Faustings、Texas Showdown、East Coast Throwdown、Winter Brawl、NorCal Regionalsなどのイベントは、その「しきい値(境目となる値)」に近いか超えました。
これらのイベントはすべて、5,000ドルのスポンサーシップ制限に違反した可能性が高いと思います。
[機械翻訳おわり]

つまり、歴史あるアメリカ大会の大半が、ルール違反になってしまうのではないか、ということ。
そこで、有名で大規模なアメリカの大会をチェックして紹介することにした。
Smart.gg(旧名Smash.gg。最近改名した)の大会ページにあるSF5部門の参加者の人数を再確認してみた。
イリノイ州(シカゴあたり)の「Frosty Faustings 2022」は192人。
https://www.start.gg/tournament/frosty-faustings-xiv-2022/event/street-fighter-v-arcade-edition
イリノイ州(シカゴあたり)の「Combo Breaker 2022」は436人。
https://www.start.gg/tournament/combo-breaker-2022/event/street-fighter-v-champion-edition/brackets
テキサス州の「Texas Showdown 2022」は165人。
https://www.start.gg/tournament/texas-showdown-2022/event/street-fighter-v
ペンシルベニア州の「Winter Brawl 2022」は298人。
https://www.start.gg/tournament/winter-brawl-12-1/event/street-fighter-v-arcade-edition
フロリダ州の「CEO」は453人。
https://www.start.gg/tournament/ceo-2021-fighting-game-championships/event/street-fighter-v-championship-edition
東海岸「East Coast Throwdown 2019」は170人(2022年はまだ開催されてない)。
https://www.start.gg/tournament/east-coast-throwdown-2019/event/street-fighter-v
西海岸の「NorCal Regionals 2019」は313人(2022年はまだ開催されてない)。
https://www.start.gg/tournament/norcal-regionals-2019/event/street-fighter-v-singles

もちろん当日はDQ(棄権。DisQualified)の参加者も、ある程度はいるとは思う。
ただ、ぱっと見で登録している人数が「参考」にされやすいリスクはある。
新型コロナウイルスCovidの影響が今後どうなるかは不明だが、参加者は増えていく可能性は高い。


また、UltraDavid氏がもう一つ挙げている懸念点がこれ。
>For TOs running multiple events, like Big E (Winter Brawl, NEC, Summer Jam, and more) and Dreamhack (Anaheim, Dallas, Montreal, etc), even where they don’t meet the $2,000 limit for one event, they may meet the $10,000 prize pool limit or $20,000 sponsorship revenue limit across the span of a year. 
>These yearly requirements may also be a problem for popular weeklies like NLBC.
[機械翻訳]
Big E(Winter Brawl、NEC、Summer Jamなど)やDreamhack(Anaheim、Dallas、Montrealなど)のような、複数のイベントを開催しているTO(トーナメント・オーガナイザー。大会運営者)は、1つの大会で賞金2,000ドルの制限を満たしていない場合でも、年間を通じて10,000ドルの賞金プール制限を満たす、または20,000ドルのスポンサーシップ収益を満たすかもしれません。これらの年間要件は、NLBCのような人気のある週刊誌にとっても、問題になる可能性があります。
[機械翻訳おわり]
書いてある通り。
仮にスト5部門の参加者がそこそこで、賞金プールが2000ドルのラインを超えない大会でも、その大会の運営が1年で何回か大型の大会を開いている場合ならば、年間の賞金プール10000ドルのラインを超えたり、スポンサー関係の収益で20000ドルのラインを超えるケースが有り得るのでは?ということ。
これは格闘ゲームの海外イベント大会の文化あるあるで、1つの運営が1年で何回も大会を開くことは割とある。
アメリカの場合は「Big E Gaming」や「DreamHack」がまさにこれ。
※DreamHackは発祥そのものはスウェーデンだが、親戚みたいな位置づけで北米でも実は何回か開催されている。
しかも、この手の運営が開催する大会は、複数の格闘ゲームを一緒に種目として開催にするケースが多い。
つまり、年間の合計で見るか、イベントそのもののスポンサー関係で見ると上限ラインを超えるのではないか。
また、「NLBC」はスト5で開催している人気のローカル大会。
機械翻訳では「週刊誌」になったが、ようはだいたい週1回ペース開催の定期大会。
開催の回数そのものが多いので、1年の累計で賞金の上限ラインを超えてしまうのではないか、といったところだろう。


さらにさらにで、UltraDavid氏が言及しているのが
>In addition, just about every major and regional as well as even some locals have spectator fees in some form. 
>If I’m right in my reading that Capcom’s rules ban spectator fees in general, then not many events in our community will be considered community events.
[機械翻訳]
さらに、ほぼすべての主要な地域だけでなく、一部の地元の人々でさえ、何らかの形で観客料金を支払っています。
カプコンの規則が一般的に観客料金を禁止していることを、私が解釈が正しければ、私たちのコミュニティの多くのイベントはコミュニティイベントとは見なされません。
[機械翻訳おわり]

ようはイベントを参加しているというより、観戦が目的でその場にいる人達にもルールが課せられている。
さらに、例えばバーで身内で和気あいあいと楽しむような集まりや、大会というには小規模な地元の対戦会も対象に入るのではないか?ということ。


結果としてこれらは後日の5月13日に変更となった。CapcomUSA側の返答はこれ。
https://news.capcomusa.com/2022/05/12/update-to-the-street-fighter-v-community-license-agreement
>Depending on the scale of the event, the license may require a fee, revenue share, ad space or a combination. Contact esports@capcom.com and we will review your event and license requirements on a one-to-one basis.
>Q: Can I run my event at a bar?
>A: For the most part, yes, as long as you do not own the bar/establishment and the event is not sponsored by any prohibited brands – including alcohol brands – outlined in Section IV (d).
>Q: I run a weekly event with Street Fighter V: Champion Edition. Does this mean I have to submit my event details and accept the Street Fighter V Community License Agreement every week?
>A: For weekly events like this, accepting the community license once per 12-month period is okay. In the “Additional Notes” part of the submission form, let us know the frequency of your event along with “Prize Pool” and “Sponsorship Contributions” estimates for that 12-month period. And if you ever exceed the community license limits, contact esports@capcom.com and we will review your event and license requirements on a one-to-one basis.

[機械翻訳]
イベントの規模に応じて、ライセンスには料金、収益分配、広告スペース、またはそれらの組み合わせが必要になる場合があります。 esports@capcom.comに連絡してください。イベントとライセンスの要件を1対1で確認します。
Q:バーでイベントを開催できますか?
A:ほとんどの場合、はい。あなたがバー/施設を所有しておらず、イベントがセクションIV(d)で概説されている禁止ブランド(アルコールブランドを含む)によって後援されていない限り、そうです。
Q:ストリートファイターV:チャンピオンエディションで毎週イベントを開催しています。これは、イベントの詳細を提出し、毎週ストリートファイターVコミュニティライセンス契約に同意する必要があることを意味しますか?
A:このような毎週のイベントの場合、12か月に1回コミュニティライセンスを受け入れることは問題ありません。提出フォームの「追記」の部分で、イベントの頻度と、その12か月間の「賞金プール」および「スポンサーシップの貢献」の見積もりをお知らせください。また、コミュニティライセンスの制限を超えた場合は、esports @ capcom.comに連絡してください。イベントとライセンスの要件を、1対1で確認します。
[機械翻訳おわり]

とりあえず、困ったら個別に対応や話し合いをいたしますので、連絡をくださいということだろう。




>3. TOs can’t charge spectator fees or sell merchandise based on SFV names, logos, and art
[機械翻訳]
大会運営者は、SFVの名前、ロゴ、アートに基づいた観客料金を請求したり、商品を販売したりすることはできません
[機械翻訳おわり]
これに関しては、5月13日の続報でも特に大きな変更点はなかった。


>4. Capcom gets the right to use stream footage and any photos or videos from the tournament

[機械翻訳]
カプコンは、トーナメントのストリームの映像および写真やビデオを使用する権利を取得します
[機械翻訳おわり]

ようは大会の配信中にのった映像や、大会の会場の様子の写真に関する権利の話。
これがどういう経緯で騒ぎになっていたのか、筆者である自分は最初はよくわからなかった。というのも、

UltraDavid氏のBlogから引用
>Aside from these requirements, the license mandates that attendees sign waivers allowing pictures and recordings to be taken of them and that TOs give these rights to Capcom. Whether attendees realize this or not, the first is already common, so this is not a big change on that front. 
[機械翻訳]
これらの要件とは別に、ライセンスでは、参加者が写真や録音の撮影を許可する権利放棄に署名し、TO(トーナメント・オーガナイザーのこと。大会運営者)がこれらの権利をカプコンに付与することが義務付けられています。参加者がこれに気付いているかどうかにかかわらず、最初のものはすでに一般的であるため、これはその面で大きな変化ではありません。
[機械翻訳おわり]


UltraDavid氏の上のコメントで、自分が思いついたのはCapcom Pro Tour大会のルール。
CAPCOM PRO TOUR公式規定 2022」の「9.出場に際しての同意事項」に、これに近いくだりがある。
https://capcomprotour.com/%e3%83%ab%e3%83%bc%e3%83%ab/?lang=ja
>大会に参加する時点で、選手はCAPCOM U.S.A.に自身(以下「選手イメージ」という)の録音、録画、写真撮影を許可するものとする。(中略)つまり、全選手は大会や自身のゲームプレイの録画映像の所有権を有さず、全てCAPCOM U.S.A.が保有し、選手に報告等なくCAPCOM U.S.A.の裁量に基づいて利用可能とする。
自分の頭の中には、上のことが頭の中にあった。しかし、自分には下の視点が欠落していた。

UltraDavid氏のBlogから引用
>But it may be frustrating for a TO who pays for a good event photographer to give the rights to the resulting pictures to Capcom for free, and it may be a burden for small TOs to get such an agreement for attendees to sign. The license also requires that TOs allow footage from their tournament streams to be used by Capcom for its own purposes. 
>Again, this may be frustrating for TOs who go to the expense of hiring a stream production team without receiving financial assistance from Capcom.
[機械翻訳]
しかし、優秀なカメラマン(フォトグラファー)にお金を払って、カプコンに無料で写真の権利を与えることはフラストレーションがたまるかもしれませんし、参加者が署名するためのそのような合意を得るのは、小さなTO(トーナメントオーガナイザー。大会の運営者)にとって負担になるかもしれません。
ライセンスでは、TOがトーナメントのストリームからの映像をカプコンが独自の目的で使用できるようにすることも要求されています。
繰り返しになりますが、これは、カプコンからの資金援助を受けずに配信ストリーミングの制作チームを雇う費用を負担するTOにとってはフラストレーションがたまるかもしれません。
[機械翻訳おわり]

つまり、運営がフォトグラファー(カメラマン)を雇って、会場の様子を撮影してもらった場合。
その写真の権利も無料でカプコンに渡すなら、費用と手間はどうするのか?
さらに配信スタッフも雇っているなら、同様に大会運営者の負担と手間は大変では?という話。
これは、5月13日のカプコン側からの続報で削除された。Q&Aでも触れられている。
https://news.capcomusa.com/2022/05/12/update-to-the-street-fighter-v-community-license-agreement

>Q: If I hire a photographer/videographer to capture content for an event, do I need to hand that content over to Capcom?
>A: No. That content will be bound by the agreement between you and the talent you hire. There may be times that we see footage from an event that we think would look great on official promotional materials. If that happens, we’ll reach out to you to secure usage permission.
[機械翻訳]
Q: イベントのコンテンツをとらえるために写真家/ビデオグラファーを雇う場合、そのコンテンツをカプコンに渡す必要がありますか?
A: いいえ。そのコンテンツは、あなたと、あなたが雇うタレントとの間の合意に拘束されます。
公式の販促資料で見栄えがよいと思われるイベントの映像を目にすることがあるかもしれません。
その場合は、使用許可を取得するためにご連絡いたします。
[機械翻訳おわり]
だいぶマイルドな表現になった。
場合によっては使用に関して連絡があるくらいか?

 

>5. TOs can use an asset pack from Capcom to advertise the event, as long as they abide by Capcom’s style guide
[機械翻訳]
大会運営者は、カプコンのスタイルガイドに準拠している限り、
カプコンのアセットパックを使用してイベントを宣伝できます。
[機械翻訳おわり]
※アセットパックは「企画や予算に合わせてアートアセットを提供すること」らしい。
※アートアセットはCGとか3Dモデルとかアニメーションとか動画とか音声とかイラストとかのこと。

これについては、5月13日の続報でも特に改定があったわけでもなくそのまま。
カプコンのスタイルガイド(ルール)を守っているなら、イベントの宣伝はOKのようだ。
スタイルガイドについては、下記のURLリンクの部分にある。
https://capcomprotour.com/community-license/americas/
https://capcomprotour.com/community-license/emea/

この画像は上記URLのスクリーンショット
Capcom Third Party Event Style Guide
>1. Usage of Your logo / branding
>Keep Your logo branding and Capcom’s logo branding separate.(あなたのロゴと、カプコンのロゴは分けて)
>Make Your logo branding more prominent than Capcom’s.(あなたのロゴを、カプコンのロゴより目立たせて)
>Don’t morph(変形はやめてください)
>Don’t move elements(要素は動かさないでください)
>Don’t change effects(エフェクトは変えないでください)
>Don’t compress(圧縮はやめてください)
>Don’t change color(色は変えないでください)
>Don’t change font(フォントは変えないでください)


>6. This only applies to TOs in North America, Central America, and South America (EDIT: Capcom also put up an identical license applying to Europe, the Middle East, and Africa, so this all applies there as well)
[機械翻訳]
これは、北米、中央アメリカ、および南米の大会運営者にのみ適用されます
編集:カプコンは、ヨーロッパ、中東、およびアフリカにも、
同一のライセンスを提示するため、そちらでも適用されます。
[機械翻訳おわり]

これに関しては、3月13日の発表から現状そのまま。
3月13日の発表の時点で「日本、アジア、オセアニアもいずれ同様の発表があるのでは」というどよめきはあったが、このブログのメモを書いている5月27日の時点では、日本、アジア、オセアニアに関しては特に何の続報も無い。
カプコンも念を押して「日本、アジア、オセアニア」は対象外の地域としている。
今後どうなるかはまったくの不明。
https://capcomprotour.com/community-license/americas/
https://capcomprotour.com/community-license/emea/
>Territory. This Agreement applies only to Events held in the Americas (North America, Central America, or South America) (the “Territory”). 
>Please note that this Agreement does NOT apply to Events held in Europe (including Russia and East European countries), the Middle East, Africa, Japan, Asia, or Oceania.


と、ざっとこんな感じである。


ものすごく極端な話を言えば、このライセンスのルールで大会の運営者がギブアップするのも有り得る。
大会の運営者がSF5大会から手を引く(他のゲームの運営を優先して力を注ぐ)ことは本末転倒のはず。
UltraDavid氏もBlogで触れているが、一番さびしいというか、もったいないルート。
色々な格闘ゲームを遊んできた(3rd、SF4、モータルコンバットなどなど)氏の見解。
SF5に限った話でこのコメントを述べているようには、自分は思えなかった。

TOs could probably survive without the SFV scene. I’m not sure the SFV scene could survive without TOs.
[機械翻訳]
TOは、SFVシーンが無くても、おそらく生き残ることができます。 
SFVシーンが、TO無しで生き残ることが出来るかどうかはわかりません。
[機械翻訳おわり]


CapcomUSA側としての5月13日の回答の言い分としては下記。
https://news.capcomusa.com/2022/05/12/update-to-the-street-fighter-v-community-license-agreement

>Our aim was to make the requirements clear and to make approvals for a no-cost license much more expedient. >When TOs have contacted the Capcom USA and Capcom Europe teams about running community events with Street Fighter V: Champion Edition in the past, the approval process has been prohibitively longwinded. 
(中略)
>Honouring the grassroots tradition of the Street Fighter community is incredibly important to us. 
(中略)
>Q: Is the Street Fighter V Community License Agreement now set in stone or will it change?
>A: Capcom will continue to monitor community feedback to make sure the license agreement is functioning as intended and not hindering TOs from running community events.
[機械翻訳]
私たちの目的は、要件を明確にし、無料ライセンスの承認をはるかに便利にすることでした。
TOが過去にStreetFighterV:Champion Editionでコミュニティイベントを開催することについてカプコンUSAおよびカプコンヨーロッパチームに連絡したとき、承認プロセスは非常に長い時間がかかりました。
(中略)
ストリートファイターコミュニティの草の根の伝統を尊重することは、私たちにとって非常に重要です。
(中略)
>Q:ストリートファイターVコミュニティライセンス契約は現在確定されていますか、それとも変更されますか?
A:カプコンは、ライセンス契約が意図したとおりに機能し、TOがコミュニティイベントを実行するのを妨げないことを確認するために、コミュニティのフィードバックを引き続き監視します。
[機械翻訳おわり]




自分のふんわりな感想
本音か建て前かはさておき、コミュニティとは、おそらくつかず離れずの温和な関係を、CapcomFightersが続けたい気はする。
すごい雑な意見を言うならば、やろうと思えば「全部、何もかも禁止にします!」という宣言は出来たはず。
それをしなかったのは(どのような意図があろうと)そのルートは止めたほうががいいだろうというブレーキがどこかにあったはず。
まだまだ議論の余地はいくらでもあるような気がする(具体的な意見を言うのは難しいが)。
ただ眺めているだけの自分は、今回の件が良い方向に進んで欲しいと願うしかない。

おわり